SDGs

SDGs×道徳 〈対談〉SDGs×いのちの教育(鈴木中人・木村大輔) 前編

2023年05月25日

『道徳ジャーナル117号 2023年4月発行』連載記事SDGs×道徳より
NPO法人いのちをバトンタッチする会 代表 鈴木中人
一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 理事 木村大輔

いのちに向き合うとはどのようなことなのか、生や死について、子どもたちにどのように伝えることができるのか、お話を伺いました。

いのちを輝かせた長女の生きざま

木村 いのちをバトンタッチする会の活動について教えてください。

鈴木 当会は、いのちの大切さや家族との絆を教育・啓発する「いのちの授業」を行っています。主な活動は四つあります。一つ目は学校や企業、行政などでいのちの授業を行う教育研修事業、二つ目は本や映画を制作する事業、三つ目はいのちをテーマにした講演やイベントなどを通していのちを見つめる社会啓発事業、四つ目は小児がんの子どもたちの支援です。私が会社員を辞めて、任意団体「いのちをバトンタッチする会」を設立したのは二〇〇五年ですから、活動を始めておよそ二十年近くになります。
具体的に説明するにあたり、まずは長女の景子の話をさせてください。娘のいのち、人生を意味あるものにしたいという強い思いが、今の私をつくっているのです・・・

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