『教育ジャーナル Vol.20』より
Ⅱ 子どもたちの事実 ―― 正義感や市民感覚
幸せ感じる学校でありたい
基本的な生活習慣にはこの10年、大きな変化はない。8割の子どもは毎日、朝食を食べているし、1~2%の子は朝食をまったく食べていない。気にはかかるが、さすがに学校の指導で解決できる問題ではない。
挑戦心、達成感、規範意識、自己有用感、幸福感などというカテゴリーを見ていく。数値は肯定で、カッコ内が肯定的。
「自分には、よいところがあると思う」は児童43%(84%)・生徒37%(80%)。10年前の13年度は児童35%・生徒24%だった。この数字が年々上がっているのはうれしい。これは当然、次の質問「先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思うか」とも密接に関係があり、児童50%(90%)・生徒40%(87%)が実感している。これも14年度には児童36%・生徒26%だったので、教師の意識や姿勢も上がってきている・・・