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今また、不易であるための流行 ~日本の先生たちはすごい!(第3回)

『教育ジャーナル Vol.22』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

1年生の保健体育――個別で、協働的で、最適な学び

跳んだ距離の計測はしない
授業後、授業者の松山春香教諭と少しお話ができた。種目は「走り幅跳び」。
「走り幅跳びには、助走、踏みきり、空間動作、着地の4つの要素があって、『そのうちのどれか一つでもできるようになろう!』ということで取り組んでいるので、助走を極めようとする生徒がいたり、空間動作を極めようとしている生徒がいたりします。ですので、記録を測りません」
参観した授業では、確かにそうだった。単元はあと2時間。練習の成果は跳べた距離に表れるものだと思ってきたのだが、「最後まで計測はしません」とおっしゃる。
だから、こんな授業が行われ、生徒のこんな声が聞けた。
〝80分前〟に遡る・・・

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