『教育ジャーナル Vol.22』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研
6年生にインタビュー
4月から5月にかけて、3年生は「総合ってどんな学習?」、4年生以上は「今年の総合で何をするか(どんな総合にするか)決めよう」に十分な時間をかける。1年間の学習を実りあるものにするための最も肝心な部分だ。始まってしまえば、いわばグループごとの自由進度学習なので、やるべきことを確実に共通理解して取り組めるようにしておかなければならない。「テーマの決め方」は、あとで研究推進委員長の土田大貴教諭に伺う。令和5年度は次のように学習が進んでいる。なお、カッコ内は協力を頼んだ外部の専門家。
【3年1組「31リポーター」】子どもたちは、生活科の経験に加えて、社会科でも戸部のまちを学習し、よさをさらに発見した。その経験を生かしてインタビューや情報の見直しをしながら、まちのガイドブックを作成する(観光ガイド等を発行する出版社のTさん)。
【3年2組「32ネイチャーゲーム」】総合とはどんな学習なのかを6年生にインタビュー。
「みんなで協力していくこと」「自分たちで話し合いを進めること」「目標を決めて計画すること」などを知った。自分たちがやりたいことを考えていく中で、「自然や生き物と関わりたい」「遊びで町の人と関わりたい」という思いが高まりネイチャーゲームに興味をもった(シェアリングネイチャー協会Aさん)・・・