『体育・保健体育ジャーナル 14号 2021年10月発行』連載記事with Sportsより
「ハンドソープボール」「イモムシラグビー」「くつしたまいれ」。ホームページに並ぶ謎の文字。実はこれ,世界ゆるスポーツ協会がオリジナルで作る、“ゆるスポーツ”の名称だ。「スポーツ弱者を、世界からなくす。」をコンセプトに活動する同協会事務局長の萩原拓也さんに、協会発足の背景や教育現場での取り組みなどについて聞いた。【取材・文/荒木美晴】
萩原拓也さん(世界ゆるスポーツ協会 事務局長)
「ゆるスポーツ」は年齢や性別、運動能力や運動経験、障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるものとして、子どもたちやスポーツクリエイターらが自由な発想で考案。その数、実に120種類以上あるといい、いずれもクスッと笑えるネーミングが印象的だ。
「私たちは、この“笑い”というものを大事にしています。ルールが面白い、勝っても負けても楽しいというのが基本です」と萩原さんは説明する・・・