学習指導・学級経営

小学校総合的な学習の時間:世界は変えられる カラフルに

~「つながる」から「つなげる」へ~(6年)~

〈Educo No.55 2021年5月発行より〉
高知県南国市立大篠小学校教諭 谷口 忠大(たにぐち ただひろ)

南国市立大篠小学校(児童数789名 30学級)は、学校教育目標「未来を拓く自己を育てる大篠小学校」の実現のために、算数科と生活科・総合的な学習の時間とを実践研究の両輪と位置付けている。

総合的な学習の時間は、3年「大篠(校区)」、4年「環境」、5年「福祉」、6年「平和」とテーマを決めて取り組んでいる。人とのつながりによって、子どもたちの意識が大きく変容し、粘り強く探究課題の解決に取り組んだ6年の実践を紹介する。

子どもたちの本音からのスタート

戦争や平和について子どもたちの関心は低く、「戦争は昔のことだから」「自分たちががんばっても世界は変えられないから」という子どもたちの本音を引き出すことが学習のスタートとなった。

「つながる」ことで変わる意識と言動

そのような中、戦後75周年を特集した新聞記事から・・・

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