『教育ジャーナル Vol.14 2022年9月発行』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研
全国連合小学校長会、全日本中学校長会の各会長のお話から、そんな表現を思い出した。
これまでも学校は幾度となく困難な課題に直面し、そのつど、なんとかそれを乗りきってきた。
でも、それにも限界がある。かつてなかったほどの危機が学校に迫っている。
ここで語られた課題を直視し、まだ学校の努力でできること、教師の使命感だけでは支えきれないことを、みんなで考えていかなければならない。
学校教育の今は、国の将来に大きくかかわっている。
先生を元気にしましょう。
先生に元気がないと、困るのは子どもたちです。
全国連合小学校長会 大字弘一郎会長(東京・世田谷区立下北沢小学校)
先生に元気がないと、困るのは子どもたちです。
全国連合小学校長会 大字弘一郎会長(東京・世田谷区立下北沢小学校)
── 春に取材でお話を伺った校長先生がふと「このところの国の施策には〝肌感覚〟が乏しい」とおっしゃいました。現場に寄り添っていないという意味だと思いますが、大字先生は、校長会の会長というお立場で、どのように感じておられますか。
大字 私も中教審の委員(初等中等教育分科会)になって2年目なりますが・・・