学習指導・学級経営

特別支援教育
問題の軽減を図るための学級経営の工夫
特別支援教育コーディネーターからのアドバイス

『教育ジャーナル Vol.18』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

担任と一緒に支援を考える

はじめに“人物紹介”をしておく。
 今年2月と3月に、記事タイトルのお話を永野実生教諭に伺った。永野教諭は横浜市立本郷特別支援学校(中嶋浩一校長)に勤務、特別支援教育コーディネーターを務めておられた(教員免許以外にも公認心理師、臨床発達心理士資格を所持)。特別支援学校のセンター的機能の役割を担い、2022年度には担当する市内3区の小・中学校41校(延べ122回)で、子どもや教師への支援を考え、研修の講師を務めた。
 永野教諭は小学校での通常学級や特別支援学級担任の経験があり(初任から2校)、実体験を通して学級担任の苦労をよく理解しておられる。そのため、スーパーバイズではなくコンサルテーションというスタイルをとって、担任と一緒にどう支援することがいいのかを考える。それが子どもや教師の困り感に寄り添ったかかわり方につながっており、現場の信頼はあつい。専門知識・知見だけで務まる仕事ではない・・・

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