『教育ジャーナル Vol.19』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研
昨年は、小学校の「教科担任(分担)制」や中学校の「学年担任制」を取材した。
長年の“学校の当たり前”が変化、しかも児童生徒にも教師にも好評だ。
長い間、誰も検証しなかった“当たり前”とはなんだったのだろう。
学制150 年だという。戦後、新たな学校制度がスタートしてからでも80 年近くがたつ。その間、子どもや学校を取り巻く社会そのものは大きく変化した。
“当たり前” には無理があると、教師たちは薄々感じていたのではないか。
人がいない、忙しすぎる、課されることが多すぎる……。
学校は今、大きな課題に直面している。
この先の時代に、学校が本当に果たすべき役割を十分に果たすためには、
もはや“今までどおり” という選択肢はないだろう。“学校の当たり前” ではない取組を3例紹介する。
第1回は山形県の取組だ・・・