『教育ジャーナル Vol.25』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

十分遊んだから「勉強しようよ」
「うん?」と思われそうだが、「若手の育成」にこんなアプローチをしてみる。
今年度も4月に、横浜市立本郷台小学校(原南実子校長)と横浜市立鶴見小学校(田中昌彦校長)で、1年生のスタート・カリキュラム(以下、スタカリ)の授業が公開された(横浜市こども青少年局「接続期研修」の一環)。長い目で年長~小1を捉える「架け橋期」といわれても、やはり入学間もない子どもたちの様子は気にかかるし、担任や学校全体によるどんな授業・かかわり方がされているのかを、実際に見て学べる機会が継続して設けられていることは、本当に貴重だ。
一方、いまだにスタカリを軽視している学校も少なくないようで、いろいろな意味で残念だ。では、どんな意味で残念なのか・・・