その他の特集

第12回 運動遊びのアイテム⑪ ゲーム1

『子どもを運動好きにするために大人が大切にしたいこと 今こそ、大人が最高のプレイリーダーになろう!』(東京・山梨動きづくり研究会編)より

鬼遊びを発展させた運動遊び①

○ピーター・パン(進化した氷おに)

マーク(磁石など)を用意する。

①2チームに分かれ、各チーム3人(増減可)の「ピーター・パン」役を選ぶ。ピーター・パンはマーク(「魔法の石」などと呼ぶ。磁石など隠せる程度の小さいものを使用)を、相手にわからないように持つ。

②互いにタッチをされたらじゃんけん(体じゃんけん)をし、負けたほうは石になる(その場で座る)。

③ピーター・パン役は、石になった味方にタッチをして復活させることができる。

④ピーター・パン役がじゃんけん(体じゃんけん)をして負けたら、審判にマークを渡して石になり、ピーター・パンの力も失う。

⑤すべてのピーター・パンを捕まえたチームの勝ち。

《子どもを育てる!「魔法のかけ声」》

「その作戦、天才!」

いろいろな作戦を考えられるのが、この遊びの楽しさであり、相手に勝つ秘訣でもあります。素敵な作戦を考えた子やチームを褒めて、遊びをより活発にしましょう。

《このアイテムのよさやねらい》

普通の氷おにと比べて、相手のピーター・パンを探したり、自分がピーター・パンだと気づかれないように動いたりする必要があります。そのため、頭を働かせながら遊ぶことができ、学年が上がるほど高度な作戦を立てることでさらにのめり込めるようになるでしょう。また、全員が「おに」であり「逃げる人」なので、休みなく動き続ける必要があり、運動量も豊富な遊びです。

→こんな発展ができます。

○3チームにする

相手となるチームが増えるため、作戦やその読み合いなどがより高度になります・・・

RANKING