〈教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.2 (中学校版) 2022年4月発行より〉
芝浦工業大学附属中学高等学校教諭 西元 進哉(にしもと しんや)
はじめに
授業で必要な三つの要素は、生徒、教師、そして教材です。生徒は時代とともに変化しているといわれますが、学んだり探究したりするチカラはどの時代でも備わっており普遍的なものです。そのチカラをどのように引き出していくかが教師の役割です。
教師は教える立場から、ともに学ぶ立場へ変わりつつあります。そのため、教材も知識偏重型から探究型へシフトしつつあります。何を学ぶかよりもどう学ぶかが大切になってきます。特に理科においては、身近な「?」を「!」に変える素材こそが、生きた教材といえます。教師がどのように「?」に気づかせるかがカギになってきます。
授業設計から
ここでは、本校の中学3年で実施しているサイエンス・テクノロジーアワーの一部を紹介します。サイエンス・テクノロジーアワーの授業設計は・・・