藤原英則さん(富士通株式会社 スポーツ・文化イベントビジネス推進本部 第二スポーツビジネス統括部長)
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、IT技術を生かしたスポーツビジネスの可能性を探っていた藤原さんは、さまざまな競技団体の関係者に会い、企画を考えていたそう。そこで印象に残ったのが、日本体操協会の渡辺守成氏の世界観だった。「日本開催の大会なら、ロボットが採点していたりして、とおっしゃって。ジョークをジョークのまま終わらせず、イノベーションを起こすにはどうしたらいいか、と考えた」と、プロジェクト発足のきっかけを振り返る。
実は、当初のプロジェクトチームで体操経験者はゼロだったそうだ。・・・